健康寿命=日常生活に支障なく健康に過ごせる期間 |
「健康な状態で長生きしたい」ということは、すべての人にとって共通の願いです。
世界に先駆けて超高齢社会を迎える日本では、国民が健康な生活と長寿を享受できる健康長寿社会の実現が急務となっています。
日本人の平均寿命は、男性が80.21歳、女性が86.61歳(厚生労働省 「平成25年簡易生命表」)と、男性、女性とも世界トップクラスとなっています。
また、65歳以上の高齢者の総人口に占める割合(高齢化率)は世界に類を見ない速さで増えており、2060年には39.9%に達すると予想されています。
こうした高齢化に伴って、認知症や生活習慣病、関節疾患などのために介護が必要となる高齢者が増えており、高齢社会に対応するためには、単に長生きをするだけでなく、いかに「健康寿命」(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)をのばすかが大きな課題となっているのです。
(政府広報オンラインより抜粋)
上のグラフを見ると、平均寿命と健康寿命の差が平均で10年もあります!
いかに健康で過ごせる期間を伸ばせるか、が大切です。
21℃・・・健康的な温度 16℃・・・呼吸器障害・心疾患等深刻なリスクが現れる温度 10℃・・・高齢者に低体温症が現れる温度 |
自宅内で亡くなる方の原因は「心疾患」が最も多いことがわかっています。
また、心疾患や脳血管疾患といった循環器系・呼吸器系の疾患の死亡率は冬に集中しています。
これは家の中の寒さによるヒートショックが原因の一つと考えられます。
特に高齢者は寒いと血圧が高くなるため注意が必要です。
室温が一定に保たれればこのような心配はいりません。
例えばイギリスでは「室温が健康に影響を与える」という報告書があります。
これによると、健康的な推奨室温は21℃。
16℃以下になると呼吸器障害や心疾患などの発生の危険があるとされています。
【寒さによる健康リスクの例】
脳卒中・血圧上昇・肺の抵抗弱体化・血液の濃化・肺炎・心筋梗塞
断熱改修をすることで、室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認されました! |
「血圧と室温の関連」として、高齢者ほど室温低下の影響を受けやすい傾向が見られます。
寒い家や室内の温度差が「ヒートショック」と呼ばれる急激な血圧の上昇・低下を引き起こします。
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断熱改修をすることで、室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認されました。
【事例】
70代女性の住宅を断熱改修したところ、起床時の平均室温が8℃から20℃に改善されました。
その結果、起床時の血圧が有意に下がり「高血圧」と診断された女性の血圧が「正常域」に改善されました。
ポイントは断熱性能を高めること! 健康で長生きするためには、生活習慣病の予防だけではなく、住まいの温度環境を適切に保つことも大切です |
家族の健康を守る安全安心な住まいにするためにはバリアフリーや換気も大切ですが、重要なのは断熱性能を高めること!
断熱性能を高めるとアトピー性皮膚炎、冷え、肌のかゆみ、アレルギー性結膜炎・鼻炎など、様々な症状が改善された事例もあります。
さらに健康寿命が長くなる事例や、血圧の低下、活動が活発になる事例も紹介されています!
まず健康な住まいの基本である「断熱性能」の高い住まいをご提案します。
断熱性を高めると、血圧改善以外にも、ぜんそく・アトピー症状の改善や結露防止など様々なメリットがあります。
・断熱した壁・床・天井・窓は暖房の熱で温まりやすいので、ひんやり感が減ります。
・同じ暖房でも暖かく感じます。
・結露が生じにくくなり、アレルゲンとなるカビ・ダニの繁殖を抑えます。
・断熱工事と合わせて気密性を高めることができるので、すきま風が少なくなり、ほこりも入りにくくなります。
・ぜんそくやアトピーなど、様々な症状の改善が期待できます。
・家が暖かくなることで活動的に!身体を動かすことで健康改善につながります。
断熱性を高めた快適な家で健康的に過ごしませんか?